民俗企画展「上溝番田の神代神楽」
神代神楽とは、面をつけて『古事記』や『日本書紀』の神話を演じる黙劇風の芸能で、祭りなどで神に奉納されます。上溝番田の神代神楽は、代々亀山家が元締を務め、相模原市や座間市を中心とした地域で神楽の奉納を担ってきました。
令和4(2022)年に保存会が解散となり、書状や面、衣裳等が当館に寄贈されました。これら亀山社中の神楽道具の数々について、これまで市民ボランティア「福の会」を中心に資料整理を行ってきましたが、本展示ではその成果を初公開いたします。
実際に使用されてきた道具を通して、深遠なる神代神楽の世界の一端を感じていただければ幸いです。
会 期:令和6年7月13日(土)~9月8日(日)
時 間:午前9時30分~午後5時
*休館日:7月16日(火)、8月26日(月)、9月2日(月)
会 場:相模原市立博物館 特別展示室
観覧料:無料
主 催:相模原市立博物館
≪関連イベント≫
(1)プラネタリウムで神楽「神話から見る神々の世界」
プラネタリウムで神楽の公演をお楽しみいただけます。
全天周映像による演出や星空解説とのコラボレーションイベントです。
演 目(予定):「黄泉醜女(よもつしこめ)」
「身禊祓・三貴神之現れ(みそぎはらい・さんきしんのあらわれ)」
「山神(さんじん)」
日 時:7月13日(土)①13時00分~14時00分 ②15時00分~16時00分
会 場:プラネタリウム
演 者:相模里神楽垣澤社中
定 員:各回当日先着200名
料 金:大人500円、未就学児・市内在住又は在学の小中学生無料、左記以外の小中学生200円、65歳以上250円(要証明書)、障害者手帳の交付を受けている方とその介護者・ひとり親家庭の方無料(要証明書)
(2)講演会 「日本の神楽と神代神楽」
約1,000年の歴史を持ち、多様な内容で現在に継承されている神楽の歴史とその意味を講じ、記紀神話をもとにした「神代神楽」の内容と特色などをお話します。
日 時:7月28日(日)14時00分~16時00分
会 場:地階大会議室
講 師:小川直之氏(國學院大學名誉教授)
定 員:当日先着100名
※希望者は直接会場へ
(3)着付け体験ワークショップ
日 時:8月13日(火)、20日(火)13時00分~15時30分
会 場:特別展示室
講 師:相模里神楽垣澤社中
※希望者は直接会場へ
(4)ギャラリートーク
日 時:8月12日(月祝) 11時30分~12時、14時~14時30分
8月13日 (火) 11時30分~12時00分
会 場:特別展示室
講 師:民俗担当学芸員、垣澤瑞貴氏(相模里神楽垣澤社中代表)
※希望者は直接会場へ