令和2年「宇宙の日」記念 作文絵画コンテスト ギャラリー
作文の部_中学生部門 優秀賞
「僕が描く五〇年後の四つの宇宙生活」
相模原市立小山中学校 1年 森岡 周哉さん
五〇年後の宇宙生活は、どうなっているでしょうか。僕は、四つの未来が今見えます。これからどうなるか分かりませんが、僕の考えを発表します。
一つ目は、ISSのような宇宙ステーションがいくつも出来て、そこで暮らす未来です。しかし、これには問題があります。一つは、重力がないため、植物や動物が育たないという問題があります。そのため、生きる上で大切な食糧が、手に入らないということになってしまいます。もう一つは、何かの原因で地球に戻らなくてはいけなくなったとき、今まで重力が無く、重力に耐えるために体を支えていた骨が弱くなっているため、着陸しても、重力に耐える事が出来ないことです。このような問題などがあります。
二つ目は、火星で暮らしている未来です。この可能性はいろいろなところで耳にします。昔の火星は、地球のように液体の水があったということや、生き物がいたのではないかということが言われています。そのため、火星の移住も可能性はないとは言えません。しかし、これにも問題があります。とても薄いのですが、オゾン層があります。薄過ぎるため、太陽からの紫外線などが強過ぎて宇宙服無しでは出歩くことが出来ません。出歩けるようにしたり、オゾン層を厚くするためには、大量の酸素が必要です。しかし、その酸素を大量に持っていくということが、とても困難ということです。
そして三つ目めは、人類が宇宙生活どころではなくなる未来です。こうなるには、かなり大変なことが起こらないといません。例えば、第三次世界大戦が起こってしまい、核兵器を世界中で使いだしてしまうなどや、今大問題になっているコロナウイルスが大暴れし出すなど、このようなことはほとんどないと思いますが、非現実的ではありません。
さらに四つ目は、あるテレビ番組でAI操作をする生活がくるのではないか、ということを言っていました。それは、肉体を捨てて脳をロボットに入れて生活をする未来や、VR空間で生活をする未来が来るということを言っていました。もしその計画が実際にあり、成功したとしたら、脳を入れたロボットは、脳を守ればいいだけなので、人が宇宙に行くよりも行きやすくなります。これは成功したらの話です。
僕が今見える未来は、この四つです。三つ目の、第三次世界大戦が起こってしまうという未来は、絶対にあってほしくありません。しかし僕は、二つ目の、火星に暮らしていける未来になってほしいです。そして、地球の大気汚染や天然資源の使い過ぎなどの失敗を見直して、バイオ燃料や水素燃料などのエコでクリーンな燃料を使った、綺麗な星であって欲しいです。また、二年前の二〇一八年の夏に初めて地球からISSを見ました。実際は大きいのですが、あの時に見た、星のような小さなところで、未来に向けて研究を続けていると思うと、とても親近感がわいて来ました。僕も、将来研究者になろうと思っているので、宇宙生活の役に立ってみたいと、改めて思いました。